次の第31節・新潟戦、不動の左SBとして30試合中29試合で先発してきた山本脩斗が出場停止。代わりに誰が先発するのか注目されたが今週の練習の中で守備に特化した練習は行われず、選手たちからも「誰になるんだろう?」という声が聞かれた。
とはいえ、こうした状況で紅白戦などを行わないことはトニーニョ・セレーゾ監督にとってはいつものこと。試合への準備の仕方としては別段珍しくもないためチームに慌てる様子もない。中堅選手としてチームを牽引する遠藤康は、「練習のときからメンバーを固定してやってるわけじゃないし」と気にとめず、逆に「代わりにでる選手にはすごいチャンス」と期待を込めた。
代わりに出る選手として考えられる一番手は同じ左SBを本職とする前野貴徳だ。山本がけがで唯一欠場した第14節・徳島戦(1○0)では先発フル出場を果たしている。もし出場となればリーグ戦ではそのとき以来となるが「戦術的なところは問題ない」と前野。チームは4試合勝利から遠ざかっているだけに、「絶対に勝たないといけない試合」と意気込んでいた。
(鹿島担当 田中滋)
2014/10/31 19:20