1年間練習を見ていると色々と気づくことがある。その一つが「6vs6やります」「紅白戦やります」とトレーニングメニューを言われた後に、誰よりも早く高崎寛之がピッチへ飛び出していくことだ。
笑顔を見せながら他選手と競争して飛び出していくこともあり、当初は楽しんでやっているだけなのかなと思っていたが、改めて尋ねてみると「練習もそうですけど、まずは何をするにしても上が引っ張っていかなければいけないと思いますし、そういう所で他の選手が何かを感じ取ってくれれば良いと思います。特別に意識しているという訳ではないですが、練習の入りを大切にしたいという気持ちもあります」と話してくれた。
ベテランと呼ぶにはまだ早いかもしれないが、28歳の中堅選手が率先してチームに刺激を与えようとしていることは嬉しい限りだ。
(徳島担当 柏原敏)
2014/10/31 18:53