痛々しい姿だった。1日の練習を終え、選手たちがクラブハウスを後にする中、10月26日の鹿島戦(第30節/1△1)で右腓骨骨折のけがを負ったFW興梠慎三も室内でのリハビリを終え、松葉杖をつきながら姿を見せた。
状態を聞くと興梠は「これで痛くないはずがないでしょ」と言い、さらに「痛くて眠れない日々が続いている」と続けた。普段は明るく、人懐っこい彼だけにそこまでは本当なのか冗談なのか判断が難しいところだが、重傷であることは確か。それでも興梠は永田充の車に乗り込むと、笑顔で報道陣に手を振りながら去っていった。槙野智章によれば興梠は29日に行われる第33節・鳥栖戦での復帰を目指している模様。今節・横浜FM戦後、2週間空くことが興梠にとってもチームにとっても不幸中の幸いと言えるだろう。
選手たちが口をそろえるように、興梠が復帰する際にチームとして良い状態で彼を迎えたい。そのためにはまず3日の横浜FM戦で4試合ぶりの勝利をつかみたい。
(浦和担当 菊地正典)
2014/11/01 21:01