スタメン復帰後、本間勲は出色のプレーを披露している。ボール奪取、ポジショニング、パスさばき、その一つひとつが目の保養になる。
クラブ史上最高のバランサーが「楽しみな部分が多い」と語るのが、新潟時代ともにプレーした横浜FC・山口素弘監督と松下年宏との対戦だ。「素さん(山口監督)のプレーを見て学んだことは多い。お世話になった方が監督をやられているので刺激になる。偉そうな言い方になるかもしれないけど、昔から良い指導者になるだろうなと思っていたし、すごくサッカーを知っている方。だからこそ、すごく良いチームを作っているなと」。山口監督とは同じボランチだけに、言葉の端々からリスペクトの念が窺える。
一方、「運動量があるし、セットプレーのキック精度が高い。注意しないといけないけど、欠点も多少なりとも分かっている。良いプレーを出させないようにしたい」と、松下年には対抗心を燃やした。元同僚の前で渋みのある巧みな舵取りを見せたい、
(栃木担当 大塚秀毅)
2014/10/17 17:13