今節の愛媛の対戦相手、横浜FCは西田剛にとって特別なチーム。大卒ルーキーとしてプロデビューを飾った古巣クラブであるだけでなく、「ピッチ内だけでなく、プロサッカー選手としてのピッチ外での振る舞いなども学んだ。横浜FCでの経験があったから、いまの自分がある」と誇らしげに当時を振り返る。
横浜FCでの3シーズンでリーグ戦92試合に出場してプレーヤーとしての経験も積み重ね、2年目には自身キャリアハイの7ゴールを記録した。そして今季、西田はそのキャリアハイに並ぶ7ゴールをすでに決め、今節でキャリアハイ更新の8ゴール目を目指す。
「キャリアハイって言っても、たかが8ゴールなんで」と少しおどけるものの、それを思い入れのある古巣チーム相手に決めることを望まないわけがない。「横浜FCではカズさんに“ゴール前ではとにかく落ち着け”と言われていた」。“キング”の言葉を胸に自らのゴールでチームを5試合ぶりの勝利に導くつもりだ。
(愛媛担当 松本隆志)
2014/10/11 07:00