11日にホーム・岐阜戦に臨む磐田。新体制として3戦目となる。
“名波・ジュビロ”となってから出番を得ているのは松浦拓弥。新体制の初陣となった第34節・愛媛戦(2○0)で8試合ぶりに先発出場。2列目の右サイドでプレーし、今季初ゴールもマークした。シャムスカ体制では出番に恵まれず、先発はわずかに1試合。その鬱憤を晴らす働きを見せている。
名波監督とは、同監督が現役だった08年に磐田で共にプレー。「手本になるし、尊敬する方。指示が細かくて分かりやすい」と印象を語る。選手時代の指揮官を肌で知るからこそ、イメージを共有しやすい。それでも「いまは使ってくれているけど、結果を残せないと使ってもらえないと思う」と危機感を漂わせる。
前節・大分戦(0●2)からの修正点は攻撃の“第一歩”だという。「奪った後のボールをすぐに下げてしまえば、相手もプレッシャーを掛けやすいと思う」(同選手)。守備から攻撃へ切り替わった瞬間に動き出し、前線でパスコースを作り出せるか。「まずは先制できれば」と明日の一戦を見据えた。
(磐田担当 南間健治)
2014/10/11 08:28