20日のJ1第24節・横浜FM戦(1○0)終了直後、鹿島のベンチ前でちょっとしたアクシデントが起きていた。交代でベンチに下がっていた遠藤康と第4審との間で口論が発生し、ほかの選手が止めに入る事態になっていたのである。
当事者の一人である遠藤が疑問を呈したのは試合終了の笛がなかなか吹かれなかったことについてだった。この試合、表示されたロスタイムは4分。試合終了間際に横浜FMがゴール前でFKのチャンスを得ると、キッカーである中村俊輔はこれをゆっくりとセットした。しかし、その間にロスタイムの4分は経過。遠藤は当然、中村のキックの成否で試合が終了すると思っていたが、壁に当たったあともしばらくの間、ゲームは継続された。
「ゆっくりセットしたのはむこう。ロスタイムのなかでもロスがあった、と言われても…。もし勝っているうちらのFKだったら終わってると思う」
過去にはFKやCKを蹴らせてもらえないまま試合が終了したこともあっただけに、そうした予断を持たれてもおかしくないジャッジだった。
(鹿島担当 田中滋)
2014/09/22 07:00