福岡ダービーは累積警告による出場停止でスタンドから見ることになったDF前田和哉。プレーできなかったことで余計に悔しさが増したようで、ダービーの話を振ると、キャプテンらしい実に熱く、厳しい言葉で語った。
「2点のリードで後半に入った時、中の選手は否定するかもしれないけれど、外から見ているとやはり油断があったように思える。それで1点を許した後、いつものように我慢強く守ることを意識すれば良かったと思うが、その思いもいつもより弱いように見えた。それと、ウチには1枚の警告もなかったでしょ? もちろんフェアプレーは大事だし、カードをもらえと言いたいわけではないが、激しさが足りなかったのは事実だと思う。やはり、ダービーはそれくらいの激しさがないと勝てない特別な試合だと思うんですよね」
そんな前田は本日9月8日が32歳の誕生日。何か予定はと聞くと、「特別な予定はなく、ただただ穏やかに過ごすだけです」。さっきまで熱弁をふるっていたのがウソのような穏やかな表情で帰途についたのだった。誕生日、おめでとうございます。
(北九州担当 島田徹)
2014/09/08 19:30