天皇杯4回戦で山形と対戦する鳥栖。キムミンヒョクと坂井達弥をそれぞれ代表で欠いているチームにとって本職のCBと言えるのは菊地直哉と小林久晃しか残っておらず、小林は古巣戦の出場が濃厚だ。古巣戦について小林に尋ねると「(在籍したのは)10年以上も前だし、知っている選手も秋葉(勝)くらい。コーチの高橋(健二)さんは現役のときに一緒にやったけどチームも全く別のチームになっているから特に意識はしない。アウェイだったら懐かしさも出てきたかもしれないけど」とあまり意識していない様子だった。
しかしながら、「自分のことを覚えてくれているサポーターもいるかもしれないからそういう人たちに成長した姿を見せたい」とサポーターへの気持ちはある様子。駒沢大を経て、入団した市原(現・千葉)では「ノーチャンスだった」と自身で振り返ったように1年半で出場機会がなく、山形でプロデビューを果たした思い出もある。「与えられた仕事をこなさないと先はない」と不退転の決意のベテランの活躍に期待したい
(鳥栖担当 杉山文宣)
2014/09/07 14:34