水曜日(3日)のナビスコカップ準々決勝第1戦・C大阪戦で足を痛めてしまい、第2戦への出場が危ぶまれる登里享平。その試合では失点に絡んでしまい、かつ「入りから感覚が良くなかった」と振り返る。その失点は左からのクロスに対して、本来彼がマークすべき南野拓実が合わせたもの。
そこに関しては「(中の)カカウが優先順位的に付かなければいけないと思って、外(の南野)はクロスが上がってから移動して対応すれば良いと思っていた」ようである。しかし予想外の高い精度のクロスにより、南野のチェックに間に合わず。「あんなに鋭いボールが来ると思わなかった」と語る口調からは悔しさよりもむしろ尊敬の念が感じられるほどだった。
そして南野にも言及。「自分はスピードで負けることはほぼなかったけど、やられてしまった。縦への推進力が凄いし体も強い。2年目とかだと思うけど、やっぱり凄い選手」と絶賛。”やられた悔しさ”も間違いなくある中で対戦相手の選手を素直に褒め称えることができる、彼の人柄の良さを感じられた。
(川崎F担当 竹中玲央奈)
2014/09/06 19:01