加入直後から5試合連続でスタメンに名を連ね、ダブルボランチの一角として豊富な運動量を発揮している田中英雄。
彼が出場した8月の成績は1勝4分。無敗といえば聞こえはいいが「勝ち点3が取れていない。引き分けを勝ちにもっていけないことに、シーズン途中から加わった者として責任を感じている」と神妙に語っている。
ピッチを離れれば明るい性格、ひょうきんな行動で周囲に笑いを提供するが、サッカーの話になると表情は一変。中盤の底から攻守に活発的に動く自身のスタイルについても、「前に出て失点すれば意味がない。“行く、行かない”に正解はないけれど、瞬間、瞬間でいい判断をしていきたい」と話している。
プレーオフ圏内との勝ち点差を詰められない、苦しい状況が続くが、「勝ちにつながれば、そこから連勝できると思っている。それをやるのが自分の役割ですから」。まずは6日に行われるJ2第30節・千葉戦で4試合ぶりの勝利を目指す。
(京都担当 雨堤俊祐)
2014/09/04 19:44