「僕はまだ一度も本城で福岡とのダービーを戦ったことがないんです」
そう話したのはDF冨士祐樹。昨季第8節、1-2で敗れた試合で冨士はゴールを記録しているが、それはアウェイ、レベルファイブスタジアムでのゲームだった。そして、今季の一度目の対戦(第10節)でもゴールを挙げて、今度は勝利(○1-0)の立役者になったが、その試合もやはりレベスタだった。その2ゴールにより『福岡ダービー男』との印象を持たれるようになった冨士の過去の福岡戦の出場履歴を見ると、確かにホーム本城でプレーをしていない。大きなケガでメンバー自体に入れず、あるいはコンディション不良でベンチから試合を眺めるなど、本城でのダービー出場経験がないのだ。意外な事実だった。
「僕は北九州の出身ではないけれど、もうここにきて7年目だし、北九州の方の博多に対する特別な感情は十分に理解している。だから、ダービーの重要性を知っている。本城でゴールを決めて真のダービー男になりたい」
今週末のダービー、冨士に注目したい。
(北九州担当 島田徹)
2014/09/04 16:00