自らのゴールが8試合ぶりの勝利を引き寄せた。ストライカーとして、これほどうれしいことはない。
「富山では1年近くスタメンで出られなかった。チャンスがほしかったし、チャレンジしたかったので移籍してきた。スタメンで使ってもらって結果を出すことは、自分が思い描いていたことだった。早い段階で結果を得られて良かった」
シーズン途中に移籍してきた西川優大は加入後3試合目で、1年3カ月ぶりの“果実”にありついた。移籍後初出場となった第27節の湘南戦(0●3)では早速、決定機が巡ってきた。だが、不運にもポストに嫌われた。「湘南戦で取れれば次につながると思っていたので悔しい」と肩を落としたこともあったが、すぐに頭を切り替えたことで前節(第29節)の磐田戦(3○2)ではゴール前のこぼれ球を吹かさずにゴールに突き刺せた。
「個人的には残り13試合、毎試合結果を残したい」と力強く宣言。久方ぶりに味わった歓喜を易々と手放すつもりはない。
(栃木担当 大塚秀毅)
2014/09/04 16:28