オフ明け26日の練習では、前節(J1第21節・仙台戦/2○1)で熱中症により途中交代した河本裕之もフルメニューを消化。
練習中には、恒例の“大屋翼のイジり”が出現したが、河本は慣れた様子で切り返し、元気な姿を見せた。その河本。仙台戦で今季初となる右SBで出場し勝利に貢献した大屋と息の合ったプレーを披露した。ただ、「体が思うように動かなかった」という。彼ならではの寡黙な闘魂メンタリティーの成せる業だろう。
ここ数年、負傷は常となり、急性虫垂炎での離脱など悪運が尽きない。熱中症による途中交代も「プロ11年目で初めて」と話し、「レパートリーが増えてきた」と笑顔。チームメートの相談役を買って出た。
そんな河本をイジった剛毅な仲間は大屋だけではない。仙台戦で神戸初先発を飾った枝村匠馬だ。「昔から知ってるので2人のときは意外とイジってくる(笑)」(河本)という。
今節(J1第22節)、C大阪との古巣戦を控える一見寡黙な枝村の隠された素顔を教えてくれた。個性が各所でギラつきながら、神戸の残暑は熱くなりそうだ。
(神戸担当 小野慶太)
2014/08/27 07:00