天皇杯3回戦・柏戦、途中出場で千葉でのデビューを果たし、さらにゴールという結果まで残してみせたオナイウ阿道。粘り強いボールキープなど得点以外でも存在感を見せ付け、PK戦の末に勝利も手にする最高のデビューを飾った。
「(交代のために)呼ばれたときには緊張感があったけど、ピッチに入ってからはそんなに気負っていなかった」というオナイウは、「みんな消耗していたので、途中から出た選手が時間を作って攻撃の形を作らないといけなかった。そういう意識はしていた」と振り返る。まさにその役割を果たした格好だ。
当然、リーグ戦での活躍にも期待が懸かるが、「今回は結構スムーズに入れたので、逆に変に意識してしまわないようにしないといけない」と本人に浮かれたところはない。
「あまり『前は良かった』とか『スムーズに入れた』とかは考えないで、いつ呼ばれてもいいように準備することが一番」
慢心とは無縁の18歳が、前線の競争をさらに激化させる。
(千葉担当 片村光博)
2014/08/23 07:00