今回のMOM(マン・オブ・ザ・マッチ)の選出は悩みました。
決勝弾を決めたのは、半年ぶりのゴールが、等々力ラストゲームとなった矢島選手です。ただ、先制点を記録し、その後も攻撃の中心として清水守備陣に脅威を与え続けたレナト選手も捨てがたい。いやいや、果敢な突破から先制点のアシストだけではなく、決勝点のFKを獲得する突破も見せた登里選手も十分な仕事ぶりです。
ゲームキャプテンも負けてはいません。中村選手は、等々力のラストゲームのピッチを惜しむかのように、ペース配分を無視しているかのような圧倒的な運動量でボールを追いかけ、2得点の起点になりました。等々力での思い出といえば、誰よりも知るベテラン伊藤選手を選出しても良かったかもしれません。
そんな中、悩みに悩みましたが、MOMには田中裕選手を選出。
前半途中のシステム変更で急きょボランチにポジションチェンジを命じられながら、しっかりと対応。中盤に落ち着きを与え、劣勢を巻き返す流れを作りました。そして後半にはセットプレーで決勝弾を頭でアシストしています。システム変更を含め、彼の柔軟性なしには成り立たなかったゲームだと思いますので、彼をMOMとさせてもらいました。
なお、明日発売の水曜号にはホーム最終戦特集で、川崎F対清水戦の記事も掲載予定です。等々力ラストゲームについても書いております。
(川崎F担当 いしかわごう)
2012/11/27 12:46