国内外のさまざまなチームの試合を1日に数本は見るという田坂和昭監督。自分たちの公式戦や練習試合はもちろん、対戦相手の試合やスカウティングビデオなど、観るべき映像は山のようにある。
連戦中はその数も激増。「寝るヒマなんかないよ」と笑いながら、遠征のバスや新幹線でも常に映像に没頭する。唯一、離着陸の前後に電子機器を使用できない飛行機だけが、貴重な睡眠場所だ。
第22節・札幌戦(1△1)へ向かった飛行機でのこと。福岡から新千歳まで2時間強のフライトで、いつもより長く眠れると踏み、搭乗直後から深い眠りに落ちた。久しぶりに爆睡した心地で目覚めると、すでに飛行機は空港に停まっている。「えっ、もう着いたの!?」と周囲を見回し、実は便の遅れでまだ離陸さえしていなかったことが判明して思わず笑ってしまった。
試合当日が田坂監督の誕生日である第25節のアウェイ・山形戦も長距離移動。束の間だが良質の睡眠でリフレッシュしてもらいたい。
(大分担当 ひぐらしひなつ)
2014/07/31 21:01