29日、仙台は大宮から村上和弘を期限付き移籍で獲得することを発表した。村上は2001年から06年まで仙台に在籍しており、8年ぶりの“復帰”となる。30日に全体練習に合流した村上は、早速戦術練習などで仲間たちと積極的にコミュニケーションをとった。
村上は練習後の記者会見で「急な話で簡単な判断ではなかった。覚悟をもって、チームに求められることをこなしたい」と意気込みを語った。戦術的にはSBでのプレーが期待されている。
現役時代の01年に村上と同じく仙台に加入した渡邉晋監督は「途中加入の選手は、特にクラブがこの地域にとってどういう存在なのかを理解している方が力を発揮しやすい。その意味でショージ(注:村上の愛称)はクラブへの思いを持っている存在」と期待する。2011年の東日本大震災発生後にも復興支援活動に積極的に貢献してくれた村上は、「この半年を悔いなく過ごしたい」という覚悟のもと、8年ぶりに戻った仙台での活躍を誓った。
(仙台担当 板垣晴朗)
2014/07/30 17:14