ホームで1-3の完敗を喫した前節・徳島戦。最下位相手の敗戦という結果に加えて、内容面のふがいなさも際立ったことで、試合後には一部の大宮サポーターが大宮のチームバスをスタジアムで足止めする一幕もあった。
最終的に大熊清監督が対話に応じてその場を収めたが、指揮官はこの状況を「当然と言えば当然。それだけ目標が大きいということもあるから、ギャップは少なからずある」と真正面から受け止めた。それと同時に「(サポーターと)話していいというのであれば、全然問題ない」と実直に対応するスタンスも示している。
インターネット上では徳島戦後の出来事について憶測が飛び交ったが、複数の選手が「やるのは選手だし、責任は選手にある」と口をそろえているように、選手個々に不振に対する自覚がないわけではない。自ら進んで矢面に立った大熊監督の覚悟が、チームに少しでも良い影響を及ぼすことを期待したい。
(大宮担当 片村光博)
2014/07/29 18:40