28日、C大阪はG大阪とステップアップリーグ戦を行い、2-1で勝利を収めた。
この試合には、24日に全体合流したばかりの吉野峻光も出場。2度に及ぶ左膝前十字靱帯断裂を乗り越え、12年11月8日以来となる実戦をこなした。出場時間は25分だったが、吉野にとって大きな一歩となったことは間違いない。
試合後は、「めっちゃ楽しかったけど、めっちゃ緊張した。デビュー戦より緊張しました(笑)」と第一声。プレーを振り返って、「体力的にキツかったけど、感覚的には(負傷前と)変わらない。僕なりに試合を見ていても思うこともあるので、早く力になりたい。いい意味で、リズムを変えられるモノは持っていると思う。練習して、コンディションを高めて、連係を深めていきたい」と話した。
監督やチームメートも吉野の復帰を歓迎。新井場徹は、「あちこち痛いと言っていたけど(笑)これからじょじょに出場時間も長くなればいいと思う」と温かい目線で話し、マルコ・ペッツァイオリ監督は「彼は前でも中盤でもプレーできる。ただ、一番大事なことは、今日プレーをしたあとで、怪我した箇所に影響が出ないこと。一歩ずつやっていきたい」と話した。
(C大阪担当 小田尚史)
2014/07/28 20:18