関田寛士がリベンジに燃えている。
今季は出場機会に恵まれていない関田だが、だからこそ、出番がきたときが最大のアピールの場となる。ひさびさの先発出場となったJ2第21節・熊本戦(3◯0)では「絶対にゼロで抑える」と臨み、“約束の完封”を達成した。
しかし、関田が燃える理由は、続く天皇杯2回戦・長崎戦にある。2試合連続の先発出場を飾ると最後にはゴールも奪ったが、チームは1-3の敗戦。3つの失点を悔やみ倒したのだった。
そんな最中、今節のJ2第23節・讃岐戦は阿部正紀が出場停止。先発奪取に向け、3度目のチャンスが巡ってくる。被シュート3本で悔しい逆転負けを喫した前節・横浜FC戦(1●2)をベンチから見ていただけに、“ゼロ”への思いは一層高まった。
「自分のパフォーマンスよりも、チームが勝てばいい。そのために内容も大事だけど、ゼロに抑えることができたらベストだし、(木谷)公亮さんとも『そこを目指してやろう』と話した。無失点を目指してやりたい」
“約束の完封”が、きっとチームの勝利に、自身のアピールにつながっていく。
(岐阜担当 村本裕太)
2014/07/23 20:59