二階堂悠コーチは、筑波大大学院時代に小野剛監督の勧めで12年から2年間、杭州緑城(中国)トップチームのコーチを務め、岡田武史監督の下でスカウティングを担当。今季からコーチを務める山形でも主にスカウティングを担当し、1月の会見時には「相手を丸裸にする」と豪語していた。
その二階堂コーチが、日本代表コーチ時代にスカウティングで活躍した“師匠”小野監督のチームを分析することになったが、開口一番に出た言葉が「一番歯ごたえがあった」だった。「ミーティングの映像はだいたい10分くらい、できれば10分以内にまとめるが、熊本の場合は気合いを入れちゃって14分弱作っちゃった」と丸裸以上にしたようだ。
その成果が出るのは試合当日だが、「3連勝が懸かっているし、イシさん(石崎信弘監督)も僕もいるので、絶対勝ちたいと思っている。そういう性格だから。燃えているはず」と小野監督の心理を読みつつ、「でも、こっちも燃えている」と対抗心を表していた。
(山形担当 佐藤円)
2014/04/17 19:09