9日、大阪市内のホテルにて、柿谷曜一朗のバーゼル移籍会見が行われた。
移籍を決断した理由については、「たくさんある」としつつ、「W杯を経験して、日本の力を世界に示せなかったことが悔しかった。個人的にも、もっと良い準備ができたのでは、もっとチームに貢献できたのでは、と思った。(次のW杯は)中心選手として試合に出たい気持ちが強くなった」ことを真っ先に挙げた。
さらには、C大阪の先輩でもある「西澤(明訓)さんと大久保(嘉人)さんから、『海外に行かないと分からへんこともある』と言われていた。自分もそれを経験したいと思えた」ことが後押しになったことも明かした。
移籍が正式に発表された7日には、C大阪のチームメートの前であいさつも行った。その内容について問われると、「一緒にサッカーができなくなるのは残念やけど、オレも頑張るから、みんなも頑張ってなと伝えた」と内容を話した。そして、「いまのチームメートは、今までサッカーをやってきた中で、これ以上ない仲間」との言葉も添えられた。
サポーターへの思いについて、問われた柿谷は「15日(第12節・川崎F戦)にしっかり話をしたいと思います。もう少し時間をください」と話し、あらためて、サポーターの目の前で、しっかり話す決意を述べた。
(C大阪担当 小田尚史)
2014/07/09 21:26