日本代表としてブラジルW杯を戦った青山敏弘が8日、広島のチーム練習に合流した。チームとは離れてランニングで汗を流し、「早く一緒にプレーしたい」と穏やかな表情を見せた。
「ピッチに立った喜びもあったけど、それ以上に悔しさを感じたし、責任を感じる」と振り返るW杯。ブラジルからの帰路は脱力感に包まれ、帰国してからも悶々とした日々を過ごした。
「なかなか整理できなかった。だから、そこから一回、離れようと思った。厳しい精神状態で過ごした1カ月だったので、1週間くらい離れたほうが沸いてくるモノがあると思ったし、いま少しずつ沸いてきている」。
記者陣に「頬がやつれたのではないか」と問われた青山は、笑みをこぼしながら語った。
「自分でもそう思うけど、これからチームで勝利することが自分のパワーになっていく。そしたら、またふっくらとしてくるでしょう」。
「こっから何ができるか。ダメだったで終わらせないように」。青山は新たな一歩を踏み出す。
(広島担当 寺田弘幸)
2014/07/08 18:18