
チームは今季初の3連勝中だが、負傷による離脱者の続出で苦しい局面を迎えている。思うようにベストメンバーを組めないだけでなく、選手数が足らずに紅白戦を行うこともままならない状況なのだ。
幸いコーチ陣もまだ30代と若いため、何とかサブ組の代役として務まっているが、それでも人手不足となっていたため、最近では通訳が紅白戦に混ざることもしばしば。チーム内で“コニン”と親しまれている車健人通訳は、今季よりチームに加わったハングル語通訳。チーム内の3人の韓国人選手のサポートをしながら、実戦形式練習でのサポートもする大車輪の活躍を見せる。
実はコニンさん、昨年までは会社員をする傍ら、社会人リーグのチームに籍を置いてプレーしており、“ほぼ現役”状態。プレーの質は選手と遜色ないとは言えないものの、コニンさんのおかげで試合を前にした貴重な紅白戦が行えることは大きな意味を持つ。「これを機にプロを目指す気持ちが芽生えるのでは?」と問いかけると、「いえいえ、そんな!?」と照れ笑いを浮かべ、「自分は下手なので、あまりやり過ぎると選手に迷惑がかかりますから」と、いつもの低姿勢で謙遜していた。
(愛媛担当 松本隆志)
2014/05/29 19:19