16日に誕生日を迎え、ついに三十路に突入した阪田章裕を祝いに、練習場に小さな客がやってきた。第9節・富山戦(3○0)でエスコートキッズを務めた兄弟で、両親とともに「たん生日おめでとう」と書いたボードを掲げ、練習中の阪田へ声援を送った。
練習後にはチームメートから水で襲撃される手荒い祝福も受けた。誰も羽交い締めしに行かなかったのは「水だけではなく、スポーツドリンクが混じっていたからでしょう。ベタベタです」と、自分の顔が恐かったからではないことを強調。
今季は高木和道とCBを組み、堅い砦を築く。攻め上がるSBのサポートについては「僕そんなの知りません。自力で頑張ってもらいます」と見事なツンデレぶりを発揮しながら、素早いスライドでしっかりスペースをケアしている。
「30代に特に感慨はない。早く歳を取りたかった」という阪田だが、むしろ前日まで20代だったことのほうが驚きだ。その眼光の鋭さにますます磨きがかかると期待したい。
(大分担当 ひぐらしひなつ)
2014/05/17 03:00