「そうっすねー。でも特に意識してないっす」。緩い雰囲気でそう話したのは青木拓矢だった。
今季、大宮から移籍してきた青木だが、ナビスコカップグループリーグ第2節・大宮戦(2○1)では公式戦初出場に加えて初ゴールをマーク。さらに前節のさいたまダービーではリーグ戦で初めて先発出場と、ここまでは古巣との対戦がターニングポイントになっているが、青木は冒頭のコメントを残しており、続けて「タイミングが良かっただけ」と自然体だった。
ちなみに、その自然体な雰囲気で永田充に次ぐ“浦和のゆるキャラ”としての地位を確立しつつある青木。阪野豊史と髪型が似ていたことにより、原口元気とは「トヨ(阪野)!」、「トヨじゃねえし!」というやり取りをすることが日常化している。
しかし、阪野が髪型を変えたため、それも事実上、不可能になった。すると、「最高っす」と笑顔。そして「青木選手も髪型を変える?」と聞かれると、「僕、イヤっす!」。よほどイヤだったのか、珍しく語気を強めた青木だった。
(浦和担当 菊地正典)
2014/05/14 21:55