今季すでに5アシストを記録し、チームにとってなくてはならない存在となった中村太亮。左サイドから上げるクロスは日に日に精度を増しており、独特のリズムを刻むドリブルとともにチームの大きな武器になっている。
中村にとって、11日に対戦する山形は、昨季まで所属した古巣となる。「気持ちの面ではほかのチームよりは『やってやろう』という感じはある」という中村だが、「あまりそういう気持ちを出し過ぎると力が入ってあまり良いプレーができない。落ち着いて、いつもどおりのメンタルでやるように心がける」と古巣戦にも平常心で臨む構えだ。
警戒する選手に「スピードがあるし、体も強い」として中島裕希の名前を挙げ、「一緒にやった選手の中では裕希さんが一番イヤな存在なのかなと思う」と続けた中村。千葉は山形と順位の差こそあるものの、勝ち点では並んでいる。チーム浮上のためには必勝の一戦で、相手を知り尽くした中村の左足に期待が懸かる。
(千葉担当 片村光博)
2014/05/09 21:44