京都のホームゲームである第13節・長崎戦は、鹿児島県立鴨池陸上競技場で行なわれる。
かつて京都には田原豊(現・サムットソンクラームFC/タイ)や徳重隆明(現・名古屋SC)ら鹿児島県出身の選手が多数在籍していたが、現在は中山博貴ただ一人となっている。
中山にとって、鹿児島城西高時代の鴨池陸上競技場は、「県大会の決勝とか、そんな頻繁にプレーできる場所ではなかった」(中山)スタジアムで、京都に加入した04年にはJリーグデビューを果たした思い出の地でもある。長崎戦当日には両親も観戦に訪れるとのこと。「多くの人の前でプレーできるのはうれしい」(中山)と、地元での試合を心待ちにしている様子だった。
現在、中山は2試合連続で先発フル出場中。チームも2連勝と結果を出している。「個人的なことも多少はあるけれど、まずはチームの勝利のために戦う」(中山)と語る男が目指すのは、もちろん長崎を破っての3連勝だ。
(京都担当 雨堤俊祐)
2014/05/09 22:08