「次がラストで(代表が)懸かっている。もう、サプライズでしかない。サプライズで納得してもらえるような結果を出していないと、『なんで』となっちゃうので、納得してもらえるような、誰が見てもサプライズで選ばれてもおかしくないと思われるような数字を叩き出したい」。7日の練習後、そう語ったのは田中順也である。
日本代表からは長い間遠ざかってはいるものの、まだあきらめてはいない。ここ2試合は結果を出せていないが、それまでは第9節・浦和戦(3○2)、第10節・G大阪戦(2○1)と2試合連続で2ゴールを挙げるなど、リーグで計5得点。得点ランキングでも6位に名を連ねている。
「順也君は(代表を)狙っている。連続で点を取ったときも『このまま取り続ければ呼ばれるかな?』と言っていた」(太田徹郎)
選ばれる可能性はわずかだろうが、田中は「(リーグ得点王は)8点か。ハットトリック。なにがなんでも」と話し、強い気持ちを持って、最後のアピールの場へ臨もうとしている。
(柏担当 石原 遼一)
2014/05/08 19:12