今節・大分戦に向けての紅白戦で、主力組のボランチに入った武田英二郎は、対戦を楽しみにしている選手がいる。それが伊藤大介だ。
2012年にともに千葉でプレーした間柄で、今回の対戦を前にして「昨日(1日)、メールもして『激しくプレスに行くけど許してね』と先に伝えておいた(笑)」と、かわいく宣戦布告していたようだ。
しかし、福岡から見れば伊藤の存在は厄介なモノ。武田も「大ちゃん(伊藤)はゲームを作ることができるし、そこで自由にやらせると向こうのペースになる。プレースキックもうまいので、ファウルの位置にも気を付けたい」と警戒。伊藤封じの役割を担う武田自身の存在も重要になる。
「ダービーはあまり意識しない」と以前、話していた武田だが、今季は九州ダービーで3戦3敗とあって「サポーターの気持ちや、長くこのチームに在籍している選手の気持ちを考えれば、九州のライバルに対してこれ以上負けられない。絶対に勝ちたい」と勝利への意欲を強く燃やしていた。
(福岡担当 杉山文宣)
2014/05/02 20:19