4月29日は、まさに『祝日』となった。福岡との“福岡ダービー”を、しかも敵地で物にしたのだ。サポーターにとってたまらない勝利は、もちろんすべての選手のハイパフォーマンスによってもたらされたものではあるのだが、その中で、特に序盤で目立ったのが右SB・星原健太の気迫あふれるプレー。本人も認めたが、今季最高、最多とも言える攻撃参加を開始直後から繰り返して、チームに好リズムをもたらした。
序盤から頻繁に攻撃参加した理由を戦術的なモノだったのかと星原に問うと、こんな答えが返ってきた。
「前節の山形戦で足首をねんざして、その痛みがまだ残っていた。普通にプレーしたらその痛みが自分のプレーを消極的にするような気がしたので、あえて前半から飛ばした。痛みを言い訳にしないために」
自ら入れたムチでタッチラインを疾走するなんて、カッコ良すぎるじゃないか!
(北九州担当 島田徹)
2014/05/01 15:16