前節・群馬戦(2○1)で、試合終了直前に劇的な決勝弾を挙げた森村昂太だが、これが移籍後初得点。古巣戦となる“福岡ダービー”直前での自身待望の初ゴールとなった。その森村は、「今まで何度も口にしてきたけど、プロセスのところを練習からもしっかりやってきていたので、必ず結果は付いてくると思っていた」と初得点の心境を淡々と振り返っていた。
今節は昨季まで所属していた北九州との“福岡ダービー”を迎える。北九州に慰留されながらも、福岡への移籍を決断したが、柱谷幸一監督もそのことを公の場で再三、口にしている。そのことを森村は「それは深くは意識していない。ハシラさんにもお世話になりましたし、いろいろと言ってくれているのは聞いている。そこも含めてダービーを盛り上げようとしてくれているんじゃないですかね」と意に介していない様子。J1ライセンスを持たない北九州では、J1昇格を現実的な目標にできなかったが、「チャレンジするために福岡に来た」という自身の決断を証明するためにも、森村は必勝を期す。
(福岡担当 杉山文宣)
2014/04/27 20:17