大熊清監督と甲府を率いる城福浩監督は、ともにFC東京に深い縁がある指導者だ。FC東京のJ2初年度は大熊監督がトップチームの指揮官を務め、城福監督が育成部に所属。大熊監督は「昔はみんなでいろいろやっていたね。人もいなかったし」と振り返る。その後も両者は育成年代の代表監督を務めるなど、共通項の多いキャリアを過ごしている。
今節・甲府戦はそんな“戦友”との対戦だが、実はこれが初対戦ではない。「(対戦経験は)あるよ(笑)。城福さんが富士通(現・川崎F)のとき、東京ガス(現・FC東京)との対戦でね」と大熊監督。ともに戦った時を経て、トップリーグの監督同士として約20年ぶりに再び相まみえることとなる。
大熊監督は城福監督について「オーガナイズをちゃんとしている戦略家。理想と現実を乖離させずにやっていると思う」と語った上で、「お互い日本のサッカーのためにやっていると思うので、良い戦いができればいい」と試合を見据えた。
(大宮担当 片村光博)
2014/04/22 21:51