ナビスコカップグループリーグ第3節・G大阪戦(0●2)で、約8カ月ぶりに公式戦のゴールマウスを守った赤星拓。しかし、1失点目の場面、倉田秋のシュートをはじき出せなかったシーンに象徴されるように、あらためてGKというポジションの試合勘の難しさを痛感させられる試合となった。
その赤星は、「GKというのはなかなかチャンスがないので、すごく準備してきたし、やる意欲もあったが、結果がすべて。真摯に受け止めたい」と自身の現状をしっかりと受け止めていた。それでも、前を向き続けるのが赤星の持つパーソナリティーでもある。
「この悔しい思いを次に生かさないと、ただの負けになってしまうので。僕としては90分、ゲームの空気を感じられたことはすごく大きかったし、失点場面以外のところで意図してプレーできたところもある。全部ネガティブに捉えずにやっていくしかない。下を向くのは簡単だけど、ここを乗り越えてこそ。はね返して頑張りたい」。鳥栖の背番号1は、さらなるレベルアップを誓っていた。
(鳥栖担当 杉山文宣)
2014/04/18 09:30