今季から神戸に新加入したボランチ、チョン・ウヨン。中盤の底から造作もなく縦パスを通し、守備ではボールホルダーを幾度もつぶし、前節・浦和戦(3○1)ではポスト直撃のFKを披露するなど、いまや攻守の軸となった。
そんな彼だが、以前は攻撃的なポジションの選手。今節対戦する大宮には、小・中・高と同期のチョ・ヨンチョルがいるが、当時はともに前めのポジションを担い、「アシストもしたし、点も取った。高校3年のときには一緒に全国大会で優勝している」という。さらに、チョン・ウヨンの特長の一つがシュートブロックの多さだが、「前めをやっていたことで、どこに(シュートが)飛んでくるのかが分かる」と、アタッカー心理を読み解く自信をのぞかせた。
現在のパフォーマンスから韓国代表入りへの期待感も高まるが、「目指している。ただ、所属チームで結果を残すことが大切」と話し、目前に控える大宮戦に集中している。
(神戸担当 小野慶太)
2014/04/03 17:48