今季が始まり公式戦8試合を戦い終えた石原直樹は、まだゴールネットを揺らすことができないでいる。「チャンスに絡めていることをポジティブに思っている」と、本人は決して悲観的ではないが、やはりストライカーは早くシーズン初得点が欲しいモノ。「そろそろ来そうな気がするけど、気になってきますね」と本人も少なからず気に留めていた。
無得点の石原だが、「自分らしさはしっかりと出せている」と本人も自認しているように、チームへの貢献は絶大だ。相手に先制点を奪われた前節のG大阪戦は、ペナルティーエリア内で粘ってボールをキープしPKを奪取した。石原の存在はチームにとって欠かせない。
そして、一昨季から2シーズン、石原がゴールを決めた試合は12戦12勝の戦績を誇っている。今年も不敗神話を継続していきたい。佐藤寿人が「アシストしたい」とバックアップを誓う中、「アシストしてもらえるように頑張る」と石原は話して今節・徳島戦に臨む。
(広島担当 寺田弘幸)
2014/03/27 22:04