安田理大にとって、今週末のJ1第5節・G大阪戦は特別な一戦になる。
「G大阪ジュニア、ジュニアユース、ユース、そしてトップに上がってタイトルも5個くらい獲った。G大阪がサッカーの原点なので違うユニフォームを着て、G大阪戦に臨むのは不思議な感じ」とプロ人生初の古巣戦、そしてサッカー人生の大半を築いたG大阪との対戦に安田自身も特別な感情が胸中に去来している様子だった。
そんな安田がG大阪戦で一番楽しみにしているのが加地亮とのマッチアップだという。「いまでもJリーグでNo.1のSBだと思っている」と評する百戦錬磨の加地は、安田にとって常に目標だった。
「常に加地を手本にしてやっていた。守備は堅いし、攻撃のアップダウンができてシュートもすごい。自分が入ったころはバリバリの代表だったし、W杯にも出たような選手。サッカーの部分やプロ選手としての立ち居振る舞い、ケアの意識は今まで一緒にやってきた選手で一番高い」と賛辞を惜しまなかった。
(鳥栖担当 杉山文宣)
2014/03/26 19:05