前代未聞の無観客試合だが、アフシン・ゴトビ監督はイラン時代の2007年に無観客試合を経験している。
その当時を振り返り、「魂の抜けた試合になっていたと思う。墓場で戦っているようだった。非常に静かで、ボールを蹴った音も聞こえる。選手たちの声も聞こえる。人生の中で2度経験したいことではない」と話した。
この試合に向けて、指揮官は相当な意気込みで臨んでおり、20日の練習は雨天にも関わらず、ピッチ上で大声を上げて熱血指導をしていた。それに応えるように、19日のナビスコ杯・C大阪戦に先発をしたメンバーを除く選手たちも、そろって動きのキレが増していた。
無観客ということが何かと注目されるが、内容でも注目されることが大事になる。
(清水担当 田中芳樹)
2014/03/21 21:55