感謝の気持ちを忘れない。技術、体力に加え、それも現役を長く続けるための、重要なファクターなのかもしれない。
「二人ともサッカーに対して真面目で、何も知らないころからいろいろなことを教わった。いまの自分があるのは、二人のおかげだと思っている」
そう山形辰徳が感謝の言葉を述べたのは、ライバルの群馬を率いる秋葉忠宏監督と船越優蔵コーチ。東福岡高を卒業後、加入した新潟で山形は二人と出会い、「プロとは何ぞやということを、アキさん(秋葉監督)やユウゾウさん(船越コーチ)など周りの人に教わった」。
特に秋葉監督とは最初のキャンプで二人部屋になり、濃密な時間を過ごしたそうだ。それだけに、恩人に対して「頑張る姿を、まだやれる、というところ見せたい」と意気込む。
前節の京都戦では最後までピッチに立てずに、途中でベンチに下がった。その悔しさを胸に秘め、今節の北関東ダービーに挑む。抜群の安定感で勝利に貢献し、健在ぶりをアピールするつもりだ。
(栃木担当 大塚秀毅)
2014/03/20 20:46