「心強い仲間が相手になってしまったけど、素晴らしいGKが対戦相手にいる。モチベーションは高まりますね。上回ってゴールを決めたい」。
佐藤寿人は西川周作との対決を心待ちにしている。
共にリーグ連覇を成し遂げた守護神とチームを違えて向き合う心境を、佐藤は「因縁とか、そういうネガティブな気持ちはぜんぜんない」と話す。
「仲間としてさみしいけど、サッカーの世界では起こりえることだし、周作が条件でクラブを決める選手じゃないことは知っている。周作は広島でプレーした4年間で、タイトルはもちろんだけど、そういう結果以上のモノをクラブに残してくれた。それで、周作は周作なりに考えて覚悟を持って浦和に移籍したと思う。だからこそ、最高のプレーで向かっていきたいし、勝ちたいなと思う」。
昨日に32歳の誕生日を迎えた佐藤は西川から届いたお祝いのメールに、「一番のプレゼントはゴールだ」と返信したという。
お互いをリスペクトし合う両者はどんな対決を繰り広げるだろうか。
(広島担当 寺田弘幸)
2014/03/13 20:55