J2第1節・水戸戦で、後藤優介が先発する可能性が出てきた。
大分アカデミーからFWとしては初のトップ昇格を果たし今季で3年目。U-18在籍時の11年、プリンスリーグ九州得点王に輝いた逸材だが、ここまでその実力を十全に発揮できずにいた。
開花の兆しを見せたのは、昨年の天皇杯3回戦・新潟戦。自身のプロ初得点となる決勝ゴールで4回戦に駒を進めたのをきっかけに、次第に頭角を現し始めた。
今季は背番号9。「何も知らされていなくて、始動日にクラブハウスに来たら貼り出されていた」と苦笑する20歳は、ただ懸命に走るだけで精いっぱいだった昨季から大きく変貌しようとしている。田坂和昭監督も「サッカーがスマートになってきた」と評価する。
「昨季J1のDFと駆け引きした経験が大きい。相手のシステムに関係なく、自分らしさを出していく」
2月28日にはチームメートの田中輝希と連れ立ってカツ丼と天丼をそれぞれ食べ、勝利と得点を誓った。
(大分担当 ひぐらしひなつ)
2014/03/01 19:04