「グラウンドに立てたことが一番うれしかった」。前節・甲府戦の69分。その男は戻ってきた。背番号「6」。みんなが待ちわびた瞬間は思いがけずやってきた。
甲府戦を終えた青木拓矢は「グランウンドに立てたことが一番うれしかった。コンディションは復帰してまもないので完全ではないけれど、FC東京戦はやるしかない。しっかり練習してます」と、すでに16日の試合をターゲットとして切り替えていた。
迎える16日のFC東京戦については「天皇杯は一発勝負。どんなゲームでも勝ち切ることを意識して戦いたい。外から大宮の試合を見ていると大事なところで失点していた。しっかり一人ひとりがやっていければと思います」。
以前と同じくひょうひょうとした感じではあるが、プレーのスケールは日に日に大きくなっている。何が起こるかわからないトーナメント戦。サプライズを起こすのは、間違いなくこの男だ。
大宮の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(大宮担当 上野直彦)
2013/11/14 17:58