今季もあと3試合を残すのみになったが、愛媛は前節終了時点で目標としていた一ケタ順位でのフィニッシュも消滅し、逆に降格圏へ落ちる危機もなくなった。いわば残り3試合はモチベーションを保つのが難しい“消化試合”ということになる。
一方、今節の対戦相手の岐阜は、今節で勝利を収めれば実質的な降格圏の最下位フィニッシュを免れる可能性があるだけに士気が高まるのは当然のこと。それについては石丸清隆監督も「岐阜のほうが目的がハッキリしているから間違いなくそうだろう」と認めたが、「個々としてもチームとしても1試合1試合がすごく大事なもの。それはこの1年間応援してくれた人たちのためでもある」と引き続き全力闘争を誓う。
また、「(第38節・山形戦後に)被災地にボランティアに行ったけど、逆に何かをもらった感がある。それを返すのが自分たちの役目だと選手には話した。僕らも勇気を見せないと」と被災地の思いを胸に岐阜へと乗り込むつもりだ。
愛媛の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(愛媛担当 松本隆志)
2013/11/08 16:44