明日6日(土)J1第28節全9試合が行われ、大宮アルディージャはアウェイ・名古屋市瑞穂陸上競技場で名古屋グランパス戦を戦います。2002年から2003年途中まで名古屋で指揮を執ったベルデニック監督にとって、今節は古巣戦。4日(木)の練習後にベルデニック監督の囲み取材が行われましたのでコメントを紹介します。
■ベルデニック監督コメント
――名古屋戦は監督にとって古巣戦です。
「いま言われるまでは、われわれのチームのことに集中していたので、ほとんどそのことについて考えていなかった。それでも再び名古屋に赴くこと、そしてあのスタジアム(瑞穂陸上競技場)で戦うことを楽しみにしている。当時は良い時間を過ごしたものですから」
――名古屋の印象は?
「名古屋は個々の能力の高い選手がそろっている。監督としてはそうした個の能力に対しては警戒すべきで、前節こそ大敗(新潟戦・0●5)しているが、やはり名古屋は名古屋。2シーズン前にJリーグチャンピオンになったチームなので、強いことに間違いはない。警戒すべき選手は全員が挙げられるのではないか。特にストロングポイントは中盤から前の選手。永井、玉田、金崎、ダニルソンらが攻撃では迫力を持って前に出てくるし、両SBも非常に攻撃的な選手だ。また藤本も中央から攻撃をしかけてくる。闘莉王も後ろから攻め上がってサプライズな動きをするし、結果が必要なときには最前線に残ってFWでプレーすることもある」
続いて、名古屋の選手と接点がある東慶悟選手のコメントを紹介します。
■MF 8 東 慶悟選手コメント
「名古屋には能力の高い選手がそろっている。個人的にはムウくん(金崎)や永井くんとの対戦が楽しみだし、同じ年代がいるから負けたくない。ムウくんのことは大分で尊敬していたし、僕が1年目で大分のトップチームに入ったときにバリバリのレギュラーでやっていていろいろと盗ませてもらった。でもいまはいいライバル。アグレッシブだったし、J1で実績を積んでいて中心選手としてチームを引っ張っていた。いろいろと見習うべきことが多かった。永井くんは大宮にとって危険な選手であることは間違いないから抑えないといけない。ロンドン五輪を戦ったメンバーと同じJリーグのピッチで戦えることはうれしい。名古屋相手にはプロ1年目でゴール(2009年第20節・2○1)を決めているし、昨季のホームでもゴールを決めている(第30節・2●3)。名古屋にはいいイメージが残っている」
大宮は05年のJ1昇格以降、まだ“名古屋とのアウェイゲーム”に勝ったことがないという悪しきデータが残っています。名古屋戦への自信をのぞかせる東選手は、2-2で引き分けた昨季第16節のアウェイゲームを欠場。加えて今季のホームでの名古屋戦は、負傷で出場できませんでした。“ジンクス”破りのキーマンは、この背番号8かもしれません。
最後に告知です。5日・6日発行の『EL GOLAZO』(エルゴラ)では、J1第28節・名古屋グランパスvs大宮アルディージャを徹底プレビュー。大宮視点のマッチプレビューと左サイドに焦点を当てたコラムを書かせていただきました。ぜひご一読ください。よろしくお願いします。
(大宮担当 郡司聡)
2012/10/05 17:00