17日、柏の“バンディエラ”的存在だった熊本のFW北嶋秀朗が現役引退を発表した。長く柏に在籍した偉大な先輩の現役引退に対して、寂しさを覚えたという柏の戦士たち。今季から北嶋の背番号9を受け継ぎ、偉大な先輩を敬愛して止まない工藤壮人は言う。「背中で語るのが似合う選手だった。選手同士の関係は終わっても、人としてキタジさんの背中を追い続けたい。キタジさんの魂のこもったサッカー人生、残りの試合を目に焼き付けたいと思う」。
また、一時期はチームキャプテン・北嶋、ゲームキャプテン・大谷秀和という立場でシーズンを戦い抜くこともあったという大谷は、北嶋を「特別な存在だった」と振り返る。現在の大谷は、現役最後の試合となるJ2最終節・神戸戦を観戦に来るように熱烈なラブコールを受けているという。「当然見に来るだろう(笑)」という先輩の熱烈な誘いに対しては「タイミングが合えば見に行きたい」と応えるに留めた。
(柏担当 郡司聡)
2013/10/18 19:27