13日の天皇杯3回戦・鹿島戦を終えて取材エリアに現れた酒井隆介は開口一番に「やっぱり大迫くんは半端なかった」と切り出した。
試合前から警戒していた相手と実際に対峙して感じたことは「間合いがJ2のFWとは違った。普段なら取れそうな間合いでも取れない」というものだった。2失点目の起点となられたシーンも「身体をぶつけて『取れた!』と思ったら、ボールも相手も消えていた。あれがJ1…なのかな」と振り返っている。
そうした悔しさがある一方で「経験したことのない相手で楽しかった。やられたけれど、いい経験になったのかなと思います」という言葉は決して強がりではない。昨年のJ2で対戦できなかったダヴィも含めて、国内有数のアタッカーと向き合った90分間は貴重な経験だ。「やれないことはないと感じた。これを自信にしてリーグ戦につなげたいです」と、まずはアウェイの群馬戦へ気持ちを切り替えている。
(京都担当 雨堤俊祐)
2013/10/18 07:40