藤嶋栄介に対し、同じくポジションを争う赤星拓は自然体だった。
「競争意識も大事だけどチームの状況を考えたらそんなことを言っている段階じゃない。自分には清水と前回対戦(第5節)したイメージもあるし、アキ(林)は在籍していたので清水の特長についても話してくれている。そこはGKみんなで共有しておくことが大事」とGK陣全体での共闘を意識していた。
林が出場できないだけに照準を合わせてきたかと思われたが「出られるかも、と自分の気持ちが乗っているときだけやるのはプロじゃない。清水戦のためだけに自分は合わせてきたわけじゃない。周りはそういう目で見るかもしれないけどやる本人がそういう気持ちだと良くない」と従来通りの準備をしていることを強調していた。
「出られないほうは悔しさもあると思うけど藤島が出るようならそこでスイッチを切り替えてフォローするだけ。誰が出ても勝ち点を取ることのほうが重要」とチーム最優先の姿勢を打ち出していた。
(鳥栖担当 杉山文宣)
2013/10/17 22:07