西大伍が累積警告により2試合の出場停止となった鹿島は2日、伊東幸敏を右SBのレギュラーに起用して練習を行った。伊東は2年目の20歳。これまでリーグ戦の出場はなく、9月7日の天皇杯2回戦ソニー仙台戦がプロ初先発だった。
勝ち続けるしかない状況で伊東を起用すれば大抜擢と言えるだろう。大きなプレッシャーがかかるシチェーションだが、伊東は平静を保っていた。「特にいつもと変わらないです。生活もなにも変えることはないです」と泰然。日々の積み重ねが試合に出ることはソニー仙台戦で痛感させられた。舞台がリーグ戦になろうと慌てることはなかった。
紅白戦で2アシストを決めても「相手もCBとSBはユースだった」と一喜一憂せず地に足をつける。鹿島は3日の練習を非公開に変更、そこで連係を細部まで詰めることになる。「チームが優勝を目指しているなかで足を引っ張ることはできない」と、今節・FC東京戦に向けて気持ちを高めていた。
鹿島の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(鹿島担当 田中滋)
2013/10/03 09:25