Jリーグの選手・監督がプレミアリーグを語る新連載企画『俺のプレミア』を本紙エル・ゴラッソより転載。今週は、甲府・水野晃樹選手編をお送りする──
マンチェスター・シティ時代のSWフィリップス。現在はQPR(2部)に所属
——プレミアリーグのどういうところが気になりますか?
「どうしても自分と同じサイドの選手に目が行きますね。ギグスはあの年になっても本当にすごい。プレースタイルを変えたけれど、しっかりできている。若いころはもっと“キュンキュン”だったし、縦にガーッと行くばかりだったけど、いまは緩急をうまく使い分けている。自分のドリブル突破が難しくなったら、いったん味方にパスを付けて出て行くようになった。そういうのはすごいなと思うし、自分も参考になります」
——水野選手もスコットランド・プレミアリーグでのプレー経験がありますけれど?
「セルティック時代には“イングランドの”プレミア勢とも何度か対戦しています。マンチェスター・ユナイテッドのリザーブとは、欧州CLでトップがやる前に、セカンドチーム同士の対戦があって、自分はそちらへ出ました。セカンドでも強かったけれど、あの試合は調子が良かったから楽しかったな。マンチェスター・シティともプレシーズンで対戦しました。俺はショーン・ライト・フィリップスに“チンチン”にされちゃって…。スコテイッシュとイングランドは、同じ“プレミア”でも全然違います。セルティックとレンジャーズはしっかりつないだサッカーだったけれど、ほかは肉体サッカーだった。どうしてもイングランドはレベルが一個上ですよね」
(エル・ゴラッソ本紙9/27・28号より)
(BLOGOLA編集部)
2013/09/27 14:36